当ページは【ラノベ】「神様のメモ帳」の感想・レビューを掲載しています。
神メモは9巻で完結です。
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ニート探偵の記録
藤島鳴海が引きこもりニート探偵のアリスやニート探偵団ともに巻き込まれたトラブルを解決するところが面白い。ぽんこつだった鳴海が自分を犠牲にしてまでエンジェル・フィッシュを飲み、元締めのアジトを突き詰めるところには感動した。巻ごとに主要人物の過去や現在を描き、それぞれが真実を語らない過去まで描かれている。才能も人脈もないポンコツの鳴海が、詐欺師の様な案で解決するところはカッコいい。ニートでありながら登場人物の誰もが誰か大切なものを守るために、傷付きながらも不器用に生きている。壊れた兄妹や捻じれた親子、実力でしか語れない家族、誰にも理解できない友人関係など在り方の書き方が興味をそそられる。
(既読巻数:9巻、ハンドルネーム:ニート)