当ページは【漫画】「いぬやしき」の感想・レビューを掲載しています。
いぬやしきは10巻で完結しています。
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派手な設定だけではない、いぬやしきという漫画
主人公の犬屋敷壱郎が機械になってしまい、同じく機械になってしまった獅子神皓との対決をただ単に描くのではなく、それぞれの抱く不安な気持ちや葛藤を上手く表現しているところが素晴らしいと感じました。
体が人間ではなくなってしまったという点が注目されがちだと思いますが、私が感じたのは機械になってからの犬屋敷が以前より人間らしく幸せを感じられていたということです。また、疎遠になり気味だった家族とも少しずつ距離を取り戻してきている描写もされていたので、心はずっと変わらずあり続けているんだと思いました。派手な戦闘描写も多くありますが、本質は人間の心を描いている物語のように私個人としては感じています。
(既読巻数:10巻、ハンドルネーム:ペンギン)