ヲタクに恋は難しい(1巻)の感想です。
1巻の感想
題名や帯から察するにヲタクたちの恋愛だなァ、面白そう、だなんて建前を心に描きながら深いところでは好みの絵柄に惹かれて手に取りました。そうそう、擬態って大変だよね!
なんて擬態っぷりに笑いながら成海に共感を覚えたり、カッコイイ系女子かと思えば、実はものすごく可愛い性格の花子にキュンとしたり。
表情に出ないけれど、所々で見られる宏嵩の成海に対する思いが見えてにやにやしたり、男前な性格ではあるものの、そんな3人を見守っている少々ヲタクなだけの一般人のようで、結構な勢いで振り回されている太郎にくすっときたり。
不器用な2人×2組の少女漫画のような胸キュンな掛け合いだけでなく、昔楽しんだ作品から、最近の流行りの作品まで。たくさんの作品からのネタを絡めた日常会話があり、ヲタクではないけれど、出てきた作品を楽しんだ方はもちろん、ああ~、わかるわかる、だなんて「ヲタクあるある」な会話風景も必見です。
個性たくさんのキャラクターたちに引き込まれること間違いなし、成海と宏嵩の今後が楽しみになること間違いなし。読み終えた後のにやにやしてしまう感じや、続きがとても気になる作品です。決してヲタクしか楽しめないというわけではなく、日常系漫画として読んでも楽しいと思います。