ケンガンアシュラ(19巻)の感想です。
19巻の感想
格闘技漫画には大きく分けて2種類あります。一つは実在する格闘技をリアルに描写したもの。もう一つは架空の格闘技や気や特異体質などを前面に出したファンタジーなものです。
ケンガンアシュラはリアルとファンタジーの割合は半々くらいですが、19巻の2試合ともリアルタイプの闘技者とファンタジータイプの闘技者の戦いとなりました。特に黒木玄斎は〝魔槍〟とか二つ名がついていますが、実態は「超凄い空手」です。
しかし、その空手の完成度と長年の経験と知識から作品屈指の化け物を破った黒木。巨大なモンスター相手に刀一本で戦う戦士のようにかっこよかったです。
そしてその黒木にボコボコにやられて行方不明となっていた理人ですが、その黒木に弟子入り志願したことが分かりました。作品内の描写を見る限り、理人は特に特定の格闘技を習っていたわけではないようです。
王馬との対戦からトーナメントまででもいくらかパワーアップしていましたが、これは独学での特訓と、SH冷凍の社長として雇った仁王の駒田とイワン・カラエフとのスパーリングによるものでしょう。
それだけでここまで戦えるようになる理人の潜在能力は高いのではないでしょうか。指のピンチ力による斬撃を得意とする理人と怪腕流は相性もよさそうだし、今後の展開に期待です。
前巻のあらすじ
18巻のあらすじです。
プロレスVS殺し屋…命がけの騙し合い対決
トーナメント2回戦 第4仕合!
”獄天使”関林ジュンと“伝説の殺し屋”ムテバ・ギゼンガの対決…!
目つぶし、鼓膜破りと人体破壊(禁じ手)を連発する
攻防の果てに、軍配が上がるのは――!!ミャンマーラウェイの拳闘士“吼える闘魂”鎧塚サーパインVS.
暗殺拳・雷心流の使い手“雷神”御雷 零の2回戦 第5仕合から、
”美獣”桐生刹那VS.”魔槍”黒木玄斎の2回戦 第6仕合まで収録!!