【漫画】「ボクラノキセキ」の感想・レビュー

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(当サイトは漫画・ライトノベルの感想・レビューを募集しており、寄稿された感想を紹介しています。)

厨二心をくすぐる緻密に練られた世界観

女性コミック転生ファンタージーです。
こちらは現在流行の異世界へ転生ではなく、ひと昔前から流行の異世界から現世への転生物語。
端的に言うと程よい厨二心を爽快にくすぐってくれる作品です。

女性コミックながら、主人公が高校生の男の子(皆見晴澄)というのが「お?」と思わせてくれるところ。
そしてその前世が女の子、しかも美貌の王女様(ベロニカ姫)だったというところで購入即決でした。
更に、嘗ては供物と呼ばれる自身の身体の一部(髪や爪、唾液や血液など)を触媒として魔法が使えた世界であり、なんとその力が記憶諸共現在でも行使可能!
これは熱い展開です。

更にとある事件を切っ掛けに、実は前世の記憶を持つのは主人公だけではなく、主人公の彼女(現世:高尾春湖、前世:ベロニカ姫の護衛騎士リダ)をはじめ、実はクラスメイトの殆どが持っているという事が判明。
しかも彼らの記憶は同じ時代、同じ場所、同じ仲間、同じ敵?、同じ最期の時を共有しており、
ベロニカ姫(晴澄)をはじめ、王族や騎士、神官、使用人など、当時 “ベロニカ姫” の城にいた者達なのです。

晴澄の記憶は
【 城が何等かの攻撃を受け崩壊し、城内にいた者が死亡】し、自分は何もできなかった、皆を救えなかったという後悔から、あの時(前世)何があったのか? と疑問に思う所から展開して行きますが、
晴澄を含め、皆の記憶が鮮明になるにつれ、前世での人間関係や出来事がパズルをはめ込むハッキリしてきて、ひいて城が全滅した最期に繋がる情報が集まりワクワクします。
実はベロニカ姫はユージン王子と結婚していたり、結婚にまつわる恋愛関係の誤認なども面白いところ。

設定が非常に細かく緻密にされており、
登場人物の大半が前世と現世2つの記憶と立場を持っており、
それ故に煩悶、葛藤するさまや、思惑、自己保身による小さな黙秘や虚偽、それらが上手に描かれ絡み合っています。

主人公の皆見晴澄は、自身も過去に滅ぼされた城の城主として無力だったことと、贖罪の気持ちに苦しみますが、
それをも含め、“前世のゴチャゴチャは誰も現世に持ち込んではならない” ということを信念として
前世(過去)から現世に引き継がれてしまった因縁と今度こそ城内(にいた者達)を守ってみせると頑張っています。

ユージン様の想いはどうなってしまうのだろうなぁ・・・。
救われて、報われて欲しい人です。

最近はすっかり出て来ませんが、当人曰く前世の記憶はないという初期に晴澄に絡んできたK岡さんを、色んな意味で未だに疑っています!

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今後も完結まで楽しみな作品です。

(既読巻数:19巻、ハンドルネーム:塩素系漂白剤)

感想・レビュー