箱庭のソレイユ(3巻)-感想。明かされる真実

 

箱庭のソレイユ(3巻)の感想です。

3巻の感想

今まで天使が有希先生を殺したのだと思っていた伊月が事件の真相を知り、天使にやさしく言葉をかける部分には様々な感情がわきました。

今まで事件の真相を知ることができずに苦しんでいた伊月と、自分が有希先生を殺したと十字架を背負ってきた天使が真相を語ることによって、二人の登場人物の重荷が下りたのだとほっとしました。

しかし、あさひは今でも5年前の記憶を取り戻しておらずもやもやとした気持ちを抱えているので、あさひにも真相を知ってほしいと思う反面、真相を知って傷ついてほしくないという思いにもかられました。

3巻では主に天使と伊月が事件の真相を知ることによって、事件の被害者家族と加害者という立場からあさひを好きなライバル同士といった立場に二人の関係性が変化していく過程が描かれています。

サスペンスという主軸を持ったストーリーながら、少女漫画らしいラブストーリーも織り込まれていて、様々な視点から楽しむことのできる漫画だと思います。

また、3巻では天使の過去も明かされていきますので、天使好きの方には必見の3巻となっています。事件の真相が明かされたことで物語は解決の方向に向かったと思いきや、事件の日の記憶が戻っていないあさひに対して、二人がこれからどのように接していくのかが注目されるサスペンスラブストーリー第3巻です。

 

あらすじ

3巻のあらすじです。

天使(宿夜点治)が目の前から姿を消さないように、付き合っていると嘘をついたあさひと伊月でしたが、伊月はあさひのことが好きだと告白し、付き合ってほしいと伝えます。

あさひは伊月の言葉をうれしいと思いながらも告白を受け入れることはせず、5年前の伊月の姉、有希先生がなくなった事件の真相を知ることを最優先に考えます。あさひの誕生日を皆でお祝いした後、有希先生の弟伊月は天使の隠していた事件の真相に急速に迫っていきます。

伊月が事件の真相に迫っていることを感じた天使は、ついに伊月へ5年前の事件の真相を話すことを決意しました。有希先生が5年前に病気を患っていて、事件が起こった5年前の天使の誕生日会の日に倒れてしまったこと、そして、ケーキを切る準備をしていたあさひの手に握られていた包丁が有希先生に刺さってしまったこと、あさひが自分が有希先生を殺したと思い記憶をなくしてしまったことを告げます。

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そして、家庭の中で邪険に扱われていた自分を優しく包んでくれたあさひと有希先生を守るために、自分が有希先生を殺したことにしたのだということをすべて伊月に告げたのでした。

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