一の食卓(4巻)-感想。

一の食卓(4巻)の感想です。
(ハジメノショクタク )

4巻の感想

斎藤一がパン屋に?というかなり大胆な設定で始まったこの作品。

三巻まで順調に距離を縮めてきたように思えるヒロイン明と五郎さんですが、四巻でついに五郎さんがフェリパンを出て行ってしまうの!?とやきもきした巻でした。

この巻では八草さんや卯吉視点の回想や江戸編も始まり、五郎さんがまだ「斎藤一」だったころの描写が多く登場しますが、長髪バージョンも本当にかっこいいです。

今の短髪五郎さんも野性的な感じがして、かつ大人っぽく描かれていてどっしりしたかっこよさがありますが、長髪時代はまさに切れ味のするどい刃のような危うげなかっこよさが素晴らしい!

特に江戸編は年齢もぐっと若いので、ふてくされたり、幼馴染の女の子をかばってかっこつけてみたり、今の五郎さんからはなかなか想像できないやんちゃな面もあったりで、魅力満載になっています

土方さんと本格的に出会ったところで次巻に続くという「引き」のよさもニクイですね。五郎さんのことだけでなく、今回は明への愛着もぐっと高まりました。

ほとんど寝ずにパン種づくりに邁進する一生懸命さもそうなんですが、もうすっかり恋しい域に到達していた五郎が去ってしまった時、悲しみながらも前向きな心持を忘れないところに、彼女の芯の強さ、「自分を持っている」女性なんだな、という感じがして好感が持てました

いつかは明と五郎さんがラブラブな展開を迎えてほしいものです。

 

4巻のあらすじ

4巻のあらすじです。

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フェリックスの不在時にパン種の入った甕を壊されてしまった明は、五郎の助力で手に入れた枇杷で順調にパン種の作成を続けていました。

その頃佐助は、母親の言葉で小麦の代用品として「おから」を使うことを思い付き、おまけのスコーンのレシピについては明も満足のいくものを作り出すことができました。

一方五郎は自分がフェリパン舎にいることで店に迷惑がかかることを案じ、フェリパン舎を離れようと考えます。

五郎や原田が出て行ったことを知り、明は悲しみます。大久保卿と会見する五郎と原田、永倉ですが、そこにフェリックスが登場し、五郎たちが留まれるように動いていたことがわかります。

改めてフェリパン舎を拠点とするよう命じられた五郎は原田とともにフェリパン舎に戻りますが、その頃明は楽しかった思い出を胸に頑張ろうと決めてひととき涙を流していました……。

ここで本編は一時中断し、次頁から江戸編が始まります。貧乏武家の次男坊として育った一(のちの五郎)は、長男との関係や家の問題にもやもやとしたものを抱え、また卓越した剣の腕を持て余していました。

剣の腕を買われ、試衛館道場の道場破りを持ち掛けられた一は沖田以下試衛館の塾生と大乱闘を繰り広げますが、その頃一の父は会津からの使者に一を工作員として差し出すように迫られていました。時は文久二年、新選組結成の半年前、土方と出会った一の運命は……。以下次巻へ続きます。

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