【漫画】「モブサイコ100」の感想・レビュー(完結)

当ページは【漫画】「モブサイコ100」の感想・レビューを掲載しています。
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モブサイコ100は16巻で完結しています。

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(当サイトは漫画・ライトノベルの感想を募集しており、寄稿された文章を紹介しています。)

16巻までの感想

んな何者かになりたい

主人公の影山茂夫こと「モブ」は、そのあだ名の通り漫画に出てくる名もなきモブのように平凡で、特徴のない中学生。なのに、世界最強クラスの超能力者。でも本人はそれを誇るどころか、超能力があってもモテないから……とむしろコンプレックスに感じています。そんなモブは半ば騙される形でインチキ霊能力者・霊幻新隆のもとにバイトとして弟子入りし、様々な生き方に出会います。神になりたい悪霊、超能力を使い華やかに生きる同年代の超能力者、能力で身を滅ぼした元天才霊能力者の霊、超能力で世界征服をもくろむ大人たち。みんながみんな、きっと「何者かになりたい」人たちです。そして、「どこかで運命が違っていたら、モブがこうなっていたかもしれない」人たちでもありました。そんな人たちと出会い、時に命を懸けて戦うことで、モブは自分が何者で、何者になりたいのかを考えていきます。また同時に、モブと関わった人たちもそんなモブの姿勢に影響され、変わっていきます。モブを近くで見続けた師匠・霊幻もその一人です。インチキ霊能力者という生き方を選んだ霊幻もまた、「何者かになりたい」人なのです。題材は超能力バトルものですが、この漫画の核心は別にあると感じています。この漫画が扱うのは少年のアイデンティティの模索の物語であり、何者にもなれなかった大人たちの再起の物語なのだと思います。主人公とそれを取り巻く人間関係、そして師匠と弟子の関係性。それらの機微を描写した、痛快な超能力バトルでありながら重厚な文学作品のようでもある漫画です。

(既読巻数:16巻(最終巻)まで、ハンドルネーム:鶴のひとこえ)

感想・レビュー